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創業日1963年9月8日の謎~オリンピアサンワーズ物語(第1回)

2020年9月8日に創業57周年を迎えたオリンピアサンワーズ。その歴史のあれこれを、シリーズでご紹介します。 (連載:第1回) ◆◇◆ 創業日1963年9月8日の謎 オリンピアサンワーズがいつ創業されたのか、詳しくはわかっていません。 現在は「 1963年9月8日 」を創業日としていますが、これには理由があります。 <理由①> 創業者の上田喜代子(うえだ・きよこ)が生前に「店を閉めて1964年の東京オリンピックを見に行った」と語っていた。 <理由②> 1964年の東京オリンピックで発行された『陸上競技公式ハンドブック』に、オリンピアサンワーズの広告が掲載されている。 以上のことから、上田亡き後に親しい者たちで話し合い「遅くとも1964年東京オリンピックの前年には店は存在していたであろう」とし、「 1963年 」を創業年としました。「 9月8日 」は上田の誕生日です。 果たして、上田はどんな人物だったのか? なぜ、陸上競技専門店を創業したのか? その話は次回につづく。 ◆◇◆ 【サンワーズ写真館】 ・初代桃谷店舗 初代の桃谷店舗。住所は大阪市天王寺区烏ヶ辻(からすがつじ)。国鉄(現JR)大阪環状線桃谷駅から徒歩5ほどの小さな雑居ビルの1階に創業。周囲には大阪逓信病院(現在は第二大阪警察病院)や五条公園があった。桃谷店舗では1991年まで営業。 ・陸上競技ハンドブック 『第18回オリンピック大会 陸上競技ハンドブック』(日本陸上競技連盟発行)の表紙。これは大会運営の審判や役員に贈呈された本で、各競技のルール、試合日程やタイムスケジュール、審判や役員の配置、さらには国立競技場の構造や備品の個数等々の膨大な情報が、585ページにわたり記載されている。 ・オリンピアサンワーズの広告 『陸上競技ハンドブック』に掲載されているオリンピアサンワーズ(当時の社名「日本ニュースポーツ」)の広告。隣のページには、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったオニツカタイガー(現アシックス)の広告が。 ・ハンドブックの発行日 ハンドブックの奥付。「昭和39年10月9日発行」つまり、東京五輪開幕日の「10月10日」その前日が発行日となっている。 (つづきます) オリンピアサンワーズの物語を全部読む↓ ・ 第1回「創業日1963年9月8日」の謎 ・ 第2回「ジャガーに乗って会社に通勤していた女性が陸上競技専門店