【マラソン】川見店主が大阪マラソン2019を応援した話を残しておいてもよかろう。
大阪マラソン大会HPより |
川見店主、今年も大阪マラソンを応援する
去る2019年12月1日(日)、第9回大阪マラソンが開催されました。今年も沿道で3万人のランナーを応援した川見店主に、大会の模様を聞いてみます。
川見店主 |
――:川見店主、こんにちは。
川見:はい、こんにちは。
――:大阪マラソンの応援、おつかれさまでした。
川見:はい。晴天に恵まれて、よかったです。
――:大阪マラソンといえば、昨年度(2018)まではオリンピアサンワーズ前を通る幹線道路・通称「玉造筋(たまつくりすじ)」がコースになっていました。当店は大阪城のスタートから約3.2km程に位置しており、我々は店の前の沿道に立って、走り過ぎるランナーのみなさんを応援していました。
川見:出場されている当店のお客様とハイタッチするのが毎年の楽しみでしたね!
大阪マラソン2018の風景 |
――:しかし、今大会からは新コースに変更され、当店前の玉造筋はコースから外れました。
川見:ちょっと残念ですね。だから今年は、店に一番近い交差点「下味原(しもあじはら)」で応援することにしましたよ。
下味原の交差点でランナーを待つ |
――:下味原の交差点は、30km地点のちょい手前に位置してます。
川見:私が到着した午前10時30分頃。周辺の沿道はたくさんの人でごった返してました。みんなチームの幟(のぼり)を立てたり、うちわを振ったり、ランナーへの応援で沸いてました。
――:へー、そんなに混雑してたんですね。
川見:この交差点には、地下鉄千日前線「鶴橋」駅に通じる階段があります。電車で移動しながらランナーを追っかけて応援する人たちにとっても便利な場所ですね。
――:コースはここで左折し南下、30km地点を通過します。
川見:ランナーのみなさんも疲れが見える頃だから、沿道の応援にもいっそうの熱と力が入っていましたよ。
「がんばれーー!」
下味原交差点で (撮影・川見店主) |
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川見店主が見たすごい光景とは?
――:3万人のランナーが走るわけですから、大阪市内の交通規制も大変ですね。川見:メインの大通りの交通を長時間に渡り遮断するのですから、地域の理解と協力が必要です。そういえば、この交差点ですごい光景を見ました。
――:すごい光景?どのような?
川見:ランナーが通過してる間、一般の人は道路を歩いて横断できませんよね。
――もちろん、危険ですからね。
川見:でも、幸いにこの交差点の四つ角には、それぞれ地下鉄への階段があります。それを使って地下を通れば、遮断された交差点の下にもぐって、向こう側の地上に出れます。
――:なるほど、ちょっと面倒ですけども、その手を使えば横断できます。
川見:じゃあ、自転車に乗ってる人はどうするか?
――:あー、自転車は無理ですね。地下を通れませんね。階段が無理だもの。
川見:それがね、自転車も地下を通るんです。
――:え?どうやって?
川見:自転車を担(かつ)いでいくの。
――:えっ!一般の人が自分で自転車を担いで、階段を上ったり下ったりするんですか!?
川見:ちがうちがう。一般の人じゃないの。若いお兄さんたちが待機してくれてて、自転車を担いでくれて、階段を下りて地下を通ってまた階段を上って、向こう側の地上に出してくれるの!
――:マジですか!それはすごいですね!
川見:この人たちは「力持ちボランティア」のみなさんだそうです。
――そんな重労働をボランティアで!いやー、知りませんでした。
川見:階段の入り口には、自転車に乗った人が列をなして待ってて、順番にお兄さんたちが自転車を担いで地下に消えていく。もうね、それが気になって気になって仕方がない(笑)。
――:想像しただけでも大変です。筋肉パンパンになっちゃいますね。
川見:お兄さんたち、最後はさすがにクタクタになっておられました。この方々にも大きな拍手を送りたいです。
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ドクターランナーY先生
――:今大会には、Y先生(男性)がドクターランナーで参加されました。川見:Y先生は神奈川県在住のお医者様です。今年5月にはじめてご来店されました。走ると膝が痛くなるお悩みをお持ちでしたね。
――:その時は、ランニングシューズ2足と足袋型シューズ1足をオーダーメイドインソールでフィッティングしました。そのわずか1か月後、Y先生は千歳国際マラソンを3時間43分の自己ベスト記録で快走されました。ないすらーーーん!
Y先生をご紹介インスタ↓
川見:Y先生は、この大会前日にもご来店され、レース用のランニングシューズをフィッティングされました。
――:「明日は、早速このシューズで走ります」とおっしゃってましたね。偶然にお店で居合わせた大阪でフルマラソン初挑戦の女性ランナーに「明日、私に何かあったら助けてくださいね!」って頼まれて笑っておられました(笑)。
川見:お医者さんが一緒に走ってくれているだけで、ランナーはどれだけ心強いか。ちなみにY先生にお聞きしましたが、ドクターランナーは参加費は必要ないものの、その他の交通費や宿泊費はすべて自分持ちとのことです。
――:ドクターランナーのみなさんも、完全にボランティアなんですね。
川見:Y先生をはじめ、私たちの知らないところでも、たくさんのボランティアの人々が大会を支えてくださってるのですね。
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川見店主、大阪に散る
――:結局、川見店主は何時間応援してたんですか?川見:えーっと……4時間くらい。
――:そんなに?立ちっぱなしで?
川見:そーです。
――:で、当店のお客様を見つけることはできましたか?
川見:それが……誰も見つけられませんでした(泣)!
――:えー……。
川見:私を探してくださった方もいらっしゃったみたいで。この場をお借りして、みなさんにお詫びしたいです。ごめんなさい。
――:まぁ、新コースに変わって1回目の大会ですから。それに、お店でお会いする時と大会で走っておられる時では、お客様のイメージも全然変わることが多いですし。
川見:そうなんですよ。別人みたいに見えます。あとそれと、ついつい、ランナーの足元が気になって……。どんなランニングシューズを履いて走っているのか、そればかりを見てしまうんです。
――:そこは職業病ですね。
川見:みなさんにお会いできなかったのは残念ですが、うれしいこともたくさんありました。レース終了後、初フルマラソンを完走された方々や、自己ベスト記録を更新された方々から喜びの電話やメールをたくさんいただきました。「思うような結果で走れずに悔しいです!次を見ていてください!」と決意表明される方もいらっしゃいました(笑)。
――:結果がどうあれ、フルマラソンに挑戦されたみなさんは、本当に楽しそうに話されます。笑顔でない人は誰一人いらっしゃいません。
川見:きっと、挑戦の中にこそ本当の笑顔は宿るのでしょうね。
――:以上、第9回大阪マラソンの話はこれにて終了です。走ったみなさま、応援したみなさま、大変におつかれさまでした。ナイスラン、ないすらん、ないすらーーーん!
川見:来年の応援はもっとがんばらないとね(笑)。
(おわりです)
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